「日本レコード大賞」は、毎年日本で一番活躍した音楽やアーティストに贈られる、音楽の賞として有名です。
しかし、その受賞者をどうやって決めているのか、誰がどういう基準で選んでいるのかについては、たびたび「本当に公平なの?」という疑問が上がります。
本記事では、レコード大賞の選び方について詳しく解説し、公平であるためには何が必要かを考えてみましょう。
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レコード大賞って何?どんな賞?
「日本レコード大賞」は、1959年にスタートした賞です。毎年、その年に最も活躍した音楽やアーティストを称えるために作られました。
アメリカの「グラミー賞」を参考にして、年末にその年を代表する音楽を選びます。
長年続いているこの賞は、音楽を通じて日本のエンターテインメントを盛り上げることを目指していますが、最近では「どうやって選ばれているのか」や「公平に選ばれているのか」という点が話題にのぼっています。
レコード大賞の決め方って?審査員は誰?
審査員のメンバー
レコード大賞の審査は、新聞社の記者や音楽の専門家、そして放送局で働いている人たちによって行われます。しかし、この審査員のメンバーには、「特定のアーティストや事務所が有利になるのではないか」という意見もあります。
たとえば、新聞社や放送局が一部のアーティストを応援している場合、他のアーティストが不利になるかもしれない、という考え方です。
業界での関係が影響する?
また、レコード大賞を選ぶ際、音楽業界での「つながり」が影響するのではないかとも言われています。
たとえば、大手の音楽事務所やレコード会社とメディアが親しい関係にあると、そこで活動するアーティストが選ばれやすくなるのではないかという意見もあります。
本当に公平?レコード大賞の選び方と評価ポイント
選ぶ基準って何?
レコード大賞の選考基準は下記のとおりです。
作曲、作詩、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。
公式サイトより引用
優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る。
審査対象は「優秀作品賞」に選ばれた作品とする。
「その年の音楽シーンを代表すること」や「芸術性と人気を兼ね備えていること」が重要となっていますね。
しかし、実際には売上や知名度が高いアーティストが選ばれるわけではないこともあるため、「なぜこの人が選ばれたの?」と疑問に思う人も多いようです。
特定の「好み」がある?
過去の受賞者を見ると、バラード系の曲が多かったり、長いキャリアを持つベテランアーティストが受賞しやすかったりという傾向があります。
そのため、「レコード大賞は、審査員が好きなアーティストやジャンルに偏っているのでは?」という声も上がっています。
「出来レース」って本当?接待やお金が影響?
2016年の「買収疑惑」
レコード大賞が「出来レース」ではないかと疑われるようになったきっかけの一つに、2016年に浮上した「買収疑惑」があります。
このとき、ある事務所が大金を払って特定のアーティストを受賞させたと報道されました。
この事件がきっかけで、「レコード大賞の審査は本当に公平なの?」という声が一層高まったのです。
接待による影響も?
さらに、審査員が特定の事務所から接待を受けていることで、選考に偏りが出ているのではないかという噂もあります。
これは、特定のアーティストが有利になる原因とされており、音楽賞の信頼性を下げる要因の一つとされています。
授賞式出席が影響?テレビ局の意向とは
授賞式に出られるアーティストが有利?
レコード大賞の授賞式は、主にTBSで放送されるため、出席できるアーティストが選ばれることがあると言われています。
人気アーティストがスケジュールの都合で出られない場合、そのアーティストは候補から外れることもあるようです。テレビ局が視聴率を重視することで、授賞式に参加できるアー
ティストが選ばれやすくなるのです。
テレビ局の事情と本来の基準とのズレ
視聴率を優先して、授賞式に参加できるアーティストが優先されるようになると、純粋に「その年を代表する楽曲やアーティストを評価する」という本来の目的とはズレが生じてしまいます。
そのため、「レコード大賞の意義が変わってしまっているのでは?」と感じる視聴者も少なくありません。
レコード大賞の信頼回復に向けた改善策
もっと透明にするための案
レコード大賞の信頼性を取り戻すためには、選び方や評価方法をもっとわかりやすくする必要があります。
例えば、審査員がどのように投票したのかを公開することや、ファンが投票できる仕組みを取り入れることで、ファンや視聴者の意見も反映できるようにする方法が考えられます。
他の音楽賞との比較
他の音楽賞では、ファン投票やSNSの反響を反映する例も多く、若い世代にも支持されています。
レコード大賞も、透明性の高いシステムを整備することで、視聴者やファンの信頼を回復し、みんなが納得できる音楽賞になるとよいですね。
まとめ:レコード大賞の課題とこれから
レコード大賞の選び方には、まだ解決すべき課題が多くあることが分かったのではないでしょうか。
もっと透明で、公平な選考プロセスを作り、視聴者やファンが一緒に応援できる音楽賞として、未来に向けた新しいスタートを切ることが求められています。
2024年もどのようなアーティストが選ばれるのかも非常に注目です。