独身主義者ヨル

プロ野球チーム“シヌフェニックス”の元投手でリハビリ担当コーチのヨル。現役引退間際だった10年前、ヨルは当時の恋人ミレにこっぴどくフラれたことが原因で、他人に心を閉ざした偏屈な独身主義者となってしまう。一方、ミレは、小学生の娘サランを女手ひとつで育てながら、医師としてのキャリアを順調に積み上げていた。ある日、ヨルの判断で登板させたエース投手ヒョヌのけがが再発し、ヨルの責任問題に発展してしまう。

 愛は奇跡だから

末期がんと診断されたミレは、後輩の医師から余命1年の宣告を受ける。手術もできず、どんな治療も数か月の延命にしかならないことを医師であるミレはよく分かっていた。心残りは娘サランのこと。そこでミレは娘のために大きな決断をする。そんな中、ヒョヌのけがの再発について責任を問われ懲罰委員会にかけられることになったヨル。球団をクビになるだけでなく、下手をすれば球界追放になると監督から忠告を受けたヨルは…。

 リハビリ婚

10年ぶりに現れたミレにいきなりプロポーズされたヨルは、ミレの自分勝手さに激怒する。一方、サランのためにどうしてもヨルと一緒に暮らしたいミレは、今までのキャリアを捨て、ヨルの再教育のためにリハビリクリニックで働くことにするが、肝心のヨルはなかなか心を開かない。めげることなくあの手この手でヨルの説得にかかるミレ。ついには入院中のヨルの父親マノの世話まで引き受けようと、勝手にマノを退院させてしまう。

 化石コーチの宝物

ミレが言う“本物のパパ”がヨルだと分かり、がっかりするサランだが、3か月だけという約束でヨルとの同居をしぶしぶ受け入れる。ミレはさっそく荷物をまとめてヨルの住むマンションに押しかけ、3人での暮らしが始まる。部屋をミレたちの使い勝手のいいように変えられ、パソコンに保存してあった動画や写真までも“サランの教育に悪い”という理由で消去されてしまったヨル。そんなミレに対抗すべくヨルはある行動に出るが…。

 内助の功

行方不明になったサランの愛犬を捜し回り、疲れ果てて公園で眠ってしまったヨルは、何とも不思議な夢を見る。そして、ついに迎えた球団記者会見の日。出席を嫌がるヨルだが、ミレは球団でのヨルの立場を心配して無理やり会見場に連れていく。ヨルの姿をみるやいなやヒョヌへの暴行疑惑についてヨルを取り囲んで質問をする記者たち。そんな中、ヘッドコーチであるギテの挑発に乗ったヨルは、ギテの胸ぐらをつかんでしまい…。

 憧れの存在

宿敵ギテから特大ホームランを放ち、調子に乗った発言を繰り返すヨル。ミレは内心あきれながらもヨルのことを思い、恥をかかされたと不機嫌になるギテの妻を必死になだめる。一方、クリニックの前で偶然出会ったミレの後輩ウヒョクとクリニックの医師ジヘ。お互いの利害が一致していることを知った2人は飲みに行く。そんな中、ヨルは、サランのリハビリをするために、ずっと続けていた陸上をやめたがっている理由を調べる。

 ホームベース

工事現場で事故に遭いそうになったサランとギテの娘ボミをかばったマノは、肩にけがを負ってしまう。普段からヨルのことを面白く思っていないギテは、自分への仕返しにボミを巻き込んだのだと夫婦でヨルとサランを責める。その場に駆けつけたミレは、必死に頭を下げるが…。一方、ヨルとミレの結婚には何か裏があると感じたウヒョクとジヘ。2人は偽装結婚の証拠をつかむために、ヨルの家に招待してもらおうと計画する。

 命の期限

ヨルの家に集まった一同の前で、ヨルはミレにキスをして本物の家族だと宣言する。ジヘを見送りに出たミレは、突然意識を失ってしまう。持っていた薬から、ウヒョクはミレの病気のことを知るが、ヨルやサランには内緒にしてほしいと口止めされる。治療を拒否するミレを何とか説得したいウヒョクは、奇跡が存在することをミレに分からせてあげてほしいと、サランに頼む。そこでサランは、合唱部の選抜大会への出場を決意するが…。

 サランの奇跡

合唱部の選抜大会で思いがけないトラブルにより、ステージ上で頭の中が真っ白になってしまったサランは、とっさに“パパ”と叫び、ヨルに助けを求める。ヨルのフォローでサランのステージは大いに盛り上がり、ついに結果発表を迎える。リハビリ婚の期限が近づく中、ヨルをサランの父親として認め始めたミレは、ヨルの再教育終了のお祝いに、花束を買って家に帰る。しかし、ジヘとヨルがキスしているところを見てしまい…。